神社散歩 ときどきお寺 砂利の感触 木々のざわめき 凛とした風





HOME






















































































神倉神社(かみくらじんじゃ)

Date of shooting: 2026.02.09

御祭神:
高倉下命
天照大神
祭礼:
御燈祭:2月6日夜
御由緒:
熊野権現として有名な熊野速玉大社の摂社である。熊野三山(速玉・那智・本宮)の主神降臨の霊地熊野信仰の根本とも申すべき霊所である。
御祭神高倉下命は建国の功臣熊野三党(宇井・鈴木・榎本)の祖として知られ、農業漁業の守護神として御神徳が高い。
+
《神倉山とお燈祭り》
「日本書紀」に記された「天の磐盾」と伝えられる岩上に鎮座する「神倉神社」。原始時代の巨岩信仰から始まるが、神武東征の折、窮地に立たされた神武軍を救出したと神話が伝える高倉下命を祭る。
明治期の神社合祀令で、一時速玉神社に合祀されたこともあるが、まもなく摂社に。神仏習合が一般的であった頃、山上に張り出した「籠り堂」としてのお堂があった。明治期に台風渦と廃仏毀釈運動によって、壊されたまま打ち捨てられ、今日、わずかに礎石のみを残す。例祭のお燈祭りは旧暦1月の行事であったが、今では2月6日に執り行われ、俳句の季語としても定着、中上健次が「火まつり」と呼んだことから「火まつり」の呼称も広くゆきわたるようになった。

《神倉神社(新宮市)》
日本書紀で熊野神邑の天の磐盾と記された千穂ヶ峰西端のゴトビキ岩を御神体として祀る神倉神社。高台から望む朝日は熊野川河口一体を金色に染め神々しいくらい雄大。
(境内由緒書きより)
開門時間・お作法など:
  • 24時間参拝可能だが、照明がなく大変危険なので日没前が安心
  • 高齢・足腰のバランスが悪い・飲酒している・小さい子ども連れなどは、危険
  • 端は危険!真ん中を通ること
  • 雨の日は滑りやすいので注意!ヒールのある靴、すべりやすい靴では無理
  • 上記注意事項とともに「万一、事故、怪我等が発生しても神社及び神社関係者は一切責任を負いませんので、ご承知下さい」と掲示あり
摂社・末社などなど:
  • 猿田彦神社・神倉三宝荒神社
    猿田彦神社:御祭神 猿田彦命
    神倉三宝荒神社:御祭神 火産霊神、誉田別命
  • 火神社・中ノ地蔵堂
    火神社:祭神不詳
    中ノ地蔵堂:地蔵菩薩
  • 満山社
    御祭神:八百万の神、結びの神
周辺スポット
  • 熊野妙心寺
    神倉神社の本地仏である愛染明王を祀る歴史的な尼寺
ヒトコト
でかいバックパック背負って神倉神社は厳しいよね…ということで、宿のチェックアウト時間に間に合うよう、アサイチ向かうことに。
お宿のご主人は、「遅れてもいいよ」と言ってくださったけど、それでは申し訳無いし…でも、すごく心の余裕にはなる。ありがとうございます!
…というわけで、8時過ぎ出動!
速玉神社の鳥居を横目に、山沿いをテクテク歩く…ここいらは、お寺がいっぱい。
そして、小学校。今日は平日だった…登校時間だね。
子どもたちは、毎日このお山を眺めて過ごしているんだな…素敵すぎる…
神倉神社の入口前の公衆トイレ、お掃除中…ありがとうございます…
って、このトイレ、小学校の校庭の一部を切り取って使用してるんだな…観光客、歓迎されてる感じでうれしい。結局、使うことはなかったけど…どこもここも、トイレが綺麗でありがたいです。

赤い橋を渡ると、神倉神社の境内。右手に社務所、左手前方に小さいお社。猿田彦神社と神倉三宝荒神社…
ご挨拶して…左手の鳥居…その先には…
これが、噂に聞く、恐怖の石段か!!!!
見る限り、どこまでも伸びてる…500段以上あるんだよね…段差がまちまちな石段…
手すりなど無い…のぼればのぼるほど、怖いw
お祭りでここを駆け下りるとか、尋常じゃないでしょ…
もはや、よじ登る感じ…
どこまで続くんだよぉ〜

途中、平らな地面がちょっと広がる場所に…やっと一息つける…
中ノ地地蔵堂と火神社。お参りしつつ、深呼吸。…あぁ、まだ生きてるw
ふと見ると、矢印の先「女坂」の文字…この急斜面な階段とは別に、道があるらしい…帰りはそっちだな…石段降りるの考えただけで、怖すぎるよ…

さらに、登る登るよじ登る…“中ノ地”って、半分ってことじゃなかったんだな…
このまま一生登り続けなきゃいけないんじゃないかと妄想が膨らんできたところで…
ゆるいカーブの先…鳥居が見えた!たぶん、終点!
いい天気。木漏れ日がキラキラしてる。細長い手水舎を過ぎ…
大岩見えた!!!!!!
岩を支えるような位置に、朱い社殿も見える…
たどり着けたよぉ〜!
思った以上に過酷だったけど、それだけに、感動もひとしお。
言葉にならない、この達成感。もう、何でも出来そうw
社殿に近づく前に、正面から横からしげしげと眺め、眺望を楽しみ…そして、社殿への階段を…って、もはや、手すりが無いとか、段が不揃いとか、気にもならない…
が、慎重に登り、お参り。
ゴトビキ岩も、目前…ここまで近づくと、もはや“壁”。せり出してる壁!圧巻。
と、終始誰にも会わず、石段もゴトビキ岩も、独り占め!こんな贅沢、他に無いね…
満山社をお参りしていて、ふと…手水舎の後ろ側からも岩に近づけるっぽいので、とりあえず、いけるとこまで行ってみる。“立入禁止”でロープが張ってある手前まで…
って、この“立入禁止”の奥の木立の中には、いちお、山道があるらしいのだけど…
石段の途中にも、麓の山沿いの道の途中にも、千穂ヶ峯への入口案内があった。

名残惜しいが…降りる…
+
女坂…まむしに注意!とか看板出てるけど、出る季節じゃないしね。
山道だけど、だいぶ楽…というか、落ちそう的な恐怖は無い。時々通行止めのロープなんかもあるけど、道を見失いそうになる…あまり使われてないのかな?
で、気がつくと石段に戻ってた…すぐ下に最初の鳥居は見える…このくらいの距離なら、行けるでしょ…慎重に慎重に…
無事、帰還!
登れて本当に良かった…心から思える場所。これ、もっと年取って足腰弱くなったら、まじ無理だ…今ここに来られたことに、ひたすら感謝。健康バンザイ!

関連お勧め本


日本の原郷熊野
梅原猛 著(新潮社)
縄文文化の地としての熊野を再評価し、神話、歴史、民俗学の観点からその神秘的な魅力を解明した、写真豊富な入門書
→ 詳細

世界遺産 熊野古道を歩く 紀伊山地の霊場と参詣道
田中昭三 著,監修(ジェイティビィパブリッシング)
世界遺産の参詣道と関係寺社を網羅しその魅力を解説。オールカラーで、使いやすい地図付き。
→ 詳細

異界神社 ニッポンの奥宮
本田不二雄 著(駒草出版)
神仏混淆の聖域の謎を明らかにする決定版!
本当の熊野がここにある!
世界各地の聖地を研究してきた宗教人類学者と地元出身の写真家が、さまざまな文献や精力的な現地取材をもとに、熊野の本当の魅力を明らかにする決定版。
→ 詳細

ちゃんと歩ける熊野古道 中辺路・伊勢路
春野草結 著(山と渓谷社)
ポピュラーな中辺路と伊勢路(約272km)を徹底網羅した詳細な実用ガイド本
→ 詳細

戯作写真本 熊野的領域
木崎武尊 著(講談社出版サービスセンター)
紀伊半島の熊野を舞台に、「死と再生」の観念と大自然を融合させて描写した写真とエッセイの書籍
→ 詳細

世界遺産 神々の眠る「熊野」を歩く
植島啓司 著, 鈴木理策 写真(集英社)
宗教人類学的な知見と美しいビジュアルで熊野の聖域性を深く解き明かす紀行書
→ 詳細
+

JINJA BOOK 神社本
(エスプレ)
現代的な視点で神社の魅力を再発見する入門書。全国に約8万社ある神社の神様や伝承をコンパクトに解説し、自分だけの特別な場所を探すための手引きに。
→ 詳細

すばらしいお寺・神社 ベスト80
松島龍戒・三浦利規 監修(プレジデント社)
仏教、神道の“プロ"であるお坊さん、神主さんによるひと味違うチョイスと解説が満載
→ 詳細

歩く旅の本 伊勢から熊野まで
福元ひろこ 著(東洋出版)
伊勢神宮から熊野本宮大社までの約220kmを歩いた女性の体験を基にした、笑いと涙の旅エッセイ
→ 詳細

巡礼 日本の神様 別冊宝島 2300
(宝島社)
日本各地に鎮座する神々を絵画、神像の写真とともに解説し、本来「目に見えない」神の姿を、「目に見える」かたちで紹介
→ 詳細

熊野物語
中上紀 著(平凡社)
熊野地方の伝説や伝承をベースに、異世界の神秘と郷愁を描いた短編集(全17話)
→ 詳細
一覧: 新着順 / 地域別 / 御神徳別