神社散歩 ときどきお寺 砂利の感触 木々のざわめき 凛とした風
武蔵御嶽神社 奥の院
Date of shooting: 2026.04.28
| 御祭神: |
日本武尊 |
|---|
- 祭礼:
- 男具那社祭:5月15日
- 御由緒:
-
日本武尊の伝説:
東征の折、奥の院の山中で邪神に道を阻まれ苦難にあった日本武尊を、突如現れた白狼(大口眞神)が導いたという伝承が残っている。
山岳信仰の修行場:
修験道が盛んになった中世以降、関東の重要な霊場・修行の場として崇敬を集めてきた。
- ヒトコト
-
“山道”の歩き方を知らなかったんだ…と、実感した道程。(あと、やっぱり運動不足だと…)
歩いた範囲内だけのことではあるけど、屋久島にしても熊野にしても、多少足場の悪い場所はあっても、道標や、それに何より“踏み固められた”人の通った形跡があった。でもここは…初っ端で一旦引き返す羽目に…
“天狗の腰掛け杉”を過ぎ、しばらく木々の合間を登り始めたものの…なんか、“道なき道”なんですけど…木の根っこがぼこぼこしてる。
YAMAPで確認。うぅん、合っているような、ズレているような…一段高いあたりに、道あるの か?とりあえず、少し戻ってみる。
うぅん…上の方は、踏み固めた跡は微塵も無く、やはりここしかないよね…
と、丁度、ご年配のご婦人二人が、さっき引き返してきた道を進んでいかれる。やはり、あたりでしたか…迷いない足取りのお二人だったので、きっと登ったことのある方々。着いて行かせていただきましょう。
さっきの“木の根っこ”をスタスタ登って行かれる。なるほど…ここらの道は、根っこもアリなのだね…(その後、その根っこたちがとても重要な存在だと身に染みることに)
段差も幅もバラバラで、跨ぐというよりよじ登るようなところもあるのに、お二人はなかなかにハイスピード。他に人居ないし、置いて行かれるのは心細い…なんとか、遠目にでもお姿が見える距離をキープ…と頑張るのだけど、かなりしんどい…
正直、神倉神社へ登った時より、しんどいかも…
時々、安全そうな場所で立ち止まり、足を休め、呼吸を整え、水分補給し、写真撮る…が、だんだん、そんな余裕は無くなってきた。根っこよじ登り腿上げが、地味に効いてる…+だがしかし…まだ大丈夫…きっと辿り着ける…ひたすら進む、よじ登る…あとどのくらいだろ?
鎖場の手前、お二方に追いつく。お先にどうぞと言われても…いやいや、一休みしないと無理です!
鎖場ってことは、崖側やばいんだよね?見ない見ない…
鎖があるだけで、安心感絶大。恐怖を感じる前に通り過ぎれた。って、おい!
その先の方がやばいじゃないか!!なぜ、こちらには、鎖が無いのですか?!
もう何も考えず、がむしゃらに行くしかない…もはや、どう通り過ぎたのかすら覚えて無い。ただ、“ここもう通りたく無い”という気持ちだけ残る。
少し行くと、平で少し広さのある眺めの良い場所に出る。
先のお二方と少しお話し。白い花、ピンクの色鮮やかな山ツツジなんかを教えていただく…
お一人でなんてすごい とか言われても、すごく無いです…気を使うのも使われるのも、都合合わせたりするのも、しんどいから…一人が気楽なだけなのですよ…
お二方は、どうやらここでお弁当タイムにするらしい。では、お先に行かせていただきます!
さらに、よじ登る…もう少し、もう少しと、自分に言い聞かせながら…おっ、標識!(少なすぎるわい)右に曲がるらしい。と、横を向くと、
石段があり、その先に朱いお社が!奥の院手前の男具那社!!
階段下から見えたのは覆屋の門で、覗くと中に朱色に黒線を効かせた素敵なお社。ご祭神である日本武尊といえば…国芳画の武者絵の躍動的なお姿と、佐倉・上町の山車人形の楚々としたお姿が思い浮かぶ…
一瞬、現実逃避しそうになりつつ、さぁあと一登り!
お社の傍からよじ登り(もはや、這い上る感じにヘロヘロ)、平!着いた!!小さな石のお社が!!「奥の院峰 1077m」
いやぁ、正直、高所恐怖症には、なかなかにハードだった。これが初心者向きの山って…まじか?山、舐めてました…
でも、達成感半端ない。
石に腰掛け、しばしボーッとする。鳥の声、風の音…それしか聞こえない。一人だけど、寂しくない。両手を上げたような姿の木が素敵。あぁ、いい場所だぁ〜お天気も最高!!
とはいえ…登ったからには、降りねばならぬ…どうするかな…コースは二つ。来た道を戻るか、“急坂”と地図にある近道(多少)か。あの崖、気が滅入る。よし!急坂にチャレンジ!!(そもそも“同じ道を通りたくない症候群”ぎみ)
男具那社まで降り、来た時とは反対側にあるなんとなくな道……
確かにちょっと滑りやすそうな急坂だけど、脇がすぐ崖とかではないので、だいぶ気は楽。一歩一歩、慎重に…ずり落ちそうな感じのところでは、しゃがみながら…途中、ロープが張ってある場所もあり、ロープに捕まると安心安全。なんかずっと、ひたすら足元を見てるよね…
転んで怪我とか、まじ勘弁…大体一人だし、前後に誰も居ないし、こんなところで動けなくなったりしたら、洒落にならん。
とにかくひたすら慎重に…崖とか無いなら、慎重に進みさえすれば、大ごとになることはないだろ…と思う。
ときどき、足場の比較的良い場所で立ち止まり、YAMAPで確認。なかなかな距離だわ…
でもほら、「いつかは終わる」だからね。
そしてついに、屋根!あれは、奥の院口のトイレだ!!別にトイレに行きたいわけじゃ無いけど、トイレの屋根が見えるということは、そこが“出口”ということで…この急坂の終わりなのだ。最後の一歩まで慎重に…到着!こっちの道選んで正解!
あぁ遊歩道って、平和ぁ〜やっと景色を楽しめる。ちょっとのんびり歩こう。巨岩や大木、ワクワクするよ。とはいえ、たまに狭い道があるので、引き続き、慎重に…
そこから、綾広の滝のマイナスイオンで深呼吸し、ロックガーデンを楽しみ、天狗岩の垂直部分だけ登ってチラ見の天狗さんにご挨拶をし…御師集落まで降りて遅めのランチ。ビール飲んだら、ふわふわ浮遊感w
ケーブルカーに乗らずに下まで歩こうかとも思ったのだけど、“熊出没注意!”を見て萎える…
来る時には通らなかった参道で山々を眺めながら、登山鉄道・御岳山駅…そして、滝本駅。バス来るまでちょっとあるな…ということで、御岳駅までテクテク…(途中でバスに追い越される…)…楽しかった!
武蔵御嶽神社&奥の院…タイム9時間33分、距離20.5km、歩数23,391歩、消費カロリー1572kcal
我ながら頑張ったよ…