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熊野那智大社(くまのなちたいしゃ)

Date of shooting: 2026.02.10

御祭神:
主
熊野夫須美大神(伊弉冉尊)
御子速玉大神(伊弉諾尊)/薬師如来
家都御子大神(素盞嗚尊)/阿弥陀如来
天照大神/十一面観音
天忍穂耳命/地蔵菩薩
瓊々杵尊/龍樹菩薩
彦火火出見尊/如意輪観音
鵜葺草葺不合命/聖観音
国狭槌尊/文殊菩薩
豊雲野三尊/普賢菩薩
泥土煮尊/釈迦如来
大苔砥尊/不動明王
大己貴神/千手観音
祭礼:
那智の扇祭り(国の重要無形民俗文化財):7月14日
御由緒:
熊野という地名には諸説ありますが、紀伊続風土記には「熊野は隈にてコモル義にして」とあり、「奥まった処」「隠れたる処」との意が、また「クマ」と「カミ」とは同じ意があると考えられ、「クマノ」とは「カミの野」で神々が住まう地といえます。
往古、神武天皇細東征のみきり、この地に上陸された神医磐条(神武天皇)が邪智
の大瀧を神として祀られたのが那智山信仰の始まりとされ、その後、命は熊野の神使である八咫烏の導きにより大和の地に赴かれ、橿原宮で初代天皇に即位されました。
当社は仁徳天皇五年(三一七年)、この那智山中腹に社殿が創建され、御瀧本より熊野の神々を逐座してお祀りしたと伝えられています。細祭神は熊野夫美大神と申し上げる我が国の最初の女神「伊共用部」を主神として十三所の神々をお祀りし、全国の熊野神社四千余社の御本社である熊野三山(本宮大社・速玉大社・那智大社)の一社であり、「日本第一大霊験所 根本熊野三所権現」として崇められています。主神の御名「夫須美」は「むすび」と同意であり、諸願成就の御神徳があり、かつては「結宮」とも称されました。
熊野信仰は、我が国に仏教が伝わると早くから神仏習合が進み、修験道の隆盛とも相って熊野権現として崇められ、平安中期頃より上皇(法皇)が詣でる熊野御幸は百余回に及び、やがて武将や民に至るまで大勢の人々が詣でるようになり、「蟻の熊野詣」と称されました。
那智山信仰の根元である那智の御瀧は、当社の別宮「飛瀧神社」と申し上げ大己貴神をお祀りしています。
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《御本殿》
熊野権現造りと称し、正面に五棟・側面に一棟と
御縣彦社・鈴門・瑞垣からなっており、現在の建物は豊臣の世に再興し、その後享保・嘉永の年間に大改修され、平成七年に国の重要文化財に指定されています。
世界遺産登録
御社殿及び境内域は、平成十六年(二〇〇四年)
に「紀伊山地の霊場と参詣道」として世界遺産に登録され、この那智山社域一体は吉野熊野国立公園の特別域でもあります。
(境内由緒書きより)
開門時間・お作法など:
  • 参拝時間は、6〜18時頃
摂社・末社などなど:
  • 児宮
    御祭神:彦火火出見尊
  • 神馬舎
    かつては神馬を飼育・保護していたが、現在は神馬の像が祀られている
  • 宝物殿(先徳堂)
    熊野権現信仰の遺宝が数多く展示されている
  • 御縣彦社
    御祭神:賀茂建角身命(八咫烏)
  • 樟霊社胎内くぐり
    那智の樟(和歌山県指定 天然記念物)
  • 那智の七石
    修験者が北斗七星を模して配置したと伝えられている7つの神聖な岩石
周辺スポット
  • 大門坂
    美しい石畳(主に砂岩)が特徴の熊野古道/約2.7km
  • 実方院跡
    かつて上皇や法皇の熊野詣での宿泊所だったと伝わっている
    庭の樹齢約450年のモッコクは県の天然記念物 に指定されている
  • 地蔵尊
    旅人の安全や祈願を見守る小さなお地蔵さま
  • 平和観音堂
    世界平和を願って建てられたお堂
ヒトコト
宿のオーナー御夫婦に、車で“大門坂観光案内所”前まで送っていただく。
10分足らずの社内で帰りの話になって、紀伊勝浦駅から名古屋までの特急南紀の切符を買ってあると伝えたら…なんと今度は、荷物をこのまま預かって、帰りの時間に合わせて紀伊勝浦駅まで荷物を届けてくれるというご提案…
この日は喫茶のお店もお休みとのことだけど…いやぁ、さすがにそれは申し訳なさすぎです…
でも、「荷物背負って那智の山に行くのはしんどいよ」と言われ、ありがたくありがたく、お言葉に甘えることに。
身軽なままお二人に見送られ…大門坂へ!

熊野古道の超定番な大門坂。平安衣装でも歩けるのだったら(レンタル衣装屋さんがある)楽勝かも?とか思ったけど、距離も高低差も結構あって、それなりにちゃんと古道…かなり素敵。
ピカピカのいい天気で木漏れ日気持ちよく、ときどきちょっとした“史跡”やら“見るもの”もあり、なんとも楽しい道。ずっと歩いていたいくらい。

そして、いよいよ“那智山参道”。このあたりからは、整備された階段が…登る…曲がって登る…登る…
朱い鳥居見えた!
でもまだ登る。いやぁ、さすがに“山”だな…
登りきると…境内、ど〜んと視界広がる。明るくて眩しい!
端からのんびり見て回る。
ここの社殿も朱色が基調だけど、速玉大社とはまたちょっと違う雰囲気。お寺の雰囲気を一番残しているような…礼殿(拝殿)前に火壺があるから かも。
その左側に八咫烏さんをお祀りしてるお社があったり、
…宝物殿開いてる!
すごく近くで、しかも一人じっくり拝見出来るのが、ありがたい。あぁ…速玉大社の熊野神宝館も観たかったな…
そして…
境内に入ってからずっと気になっていた大きな大きな樟。幹が空洞になっていて、“胎内くぐり”出来るらしい。
護摩木(300円)または絵馬(500円)をいただいて、御願いごとなんかを書き込み、それを持って“胎内”へ…中の階段を登って外へ。見晴らしよい…樟が見守っている景色だね。護摩木(または絵馬)は所定の場所へ納めたら…授与所へ。
ここ熊野那智大社の授与所は、Paypayが使えます…
ちなみに、今回三山を回って必ずいただこうと思っていた“熊野牛王神符”。(以前何かで見て一目惚れ)
揃いました!自宅に戻ったら、壁にかけさせていただきます!!

さて…お隣の青岸渡寺へまいりましょう。

関連お勧め本


誰も知らない熊野の遺産
栂嶺レイ 著(筑摩書房)
世界遺産として有名な熊野の、まだ手つかずの奥深い風景と信仰、人々の暮らしに焦点を当てた紀行エッセイ
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熊野考
丸山静 著(せりか書房)
熊野という土地を歴史学・民俗学・文学の多角的な視点から考察した論考集
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日本の原郷熊野
梅原猛 著(新潮社)
縄文文化の地としての熊野を再評価し、神話、歴史、民俗学の観点からその神秘的な魅力を解明した、写真豊富な入門書
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熊野詣 三山信仰と文化
五来重(講談社)
仏教民俗学の巨人が熊野三山を踏査し、豊かな自然に育まれた信仰と文化の全貌を活写した歴史的名著が、待望の文庫化。
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くまの九十九王子をゆく 第二部 中辺路・大辺路・小辺路編 田辺・高野から那智・新宮へ
西口勇 著(燃焼社)
熊野詣の道中にある「九十九王子」をテーマにした紀行・学術エッセイ
田辺から本宮、那智、新宮へ向かうルートの王子ごとの詳細な解説や復元された古道・関連施設を紹介
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戯作写真本 熊野的領域
木崎武尊 著(講談社出版サービスセンター)
紀伊半島の熊野を舞台に、「死と再生」の観念と大自然を融合させて描写した写真とエッセイの書籍
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世界遺産 神々の眠る「熊野」を歩く
植島啓司 著, 鈴木理策 写真(集英社)
宗教人類学的な知見と美しいビジュアルで熊野の聖域性を深く解き明かす紀行書
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ちゃんと歩ける熊野古道 中辺路・伊勢路
春野草結 著(山と渓谷社)
ポピュラーな中辺路と伊勢路(約272km)を徹底網羅した詳細な実用ガイド本
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歩く旅の本 伊勢から熊野まで
福元ひろこ 著(東洋出版)
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歩いて旅する 熊野古道・高野・吉野 世界遺産の参詣道を楽しむ
春野草結 著(山と渓谷社)
世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」を歩くためのウォーキングガイドブック
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異界神社 ニッポンの奥宮
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神仏混淆の聖域の謎を明らかにする決定版!
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世界各地の聖地を研究してきた宗教人類学者と地元出身の写真家が、さまざまな文献や精力的な現地取材をもとに、熊野の本当の魅力を明らかにする決定版。
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伊勢参りと熊野詣で ここが知りたかった!
茂木貞純 監修(青春出版社)
日本人が古来より熱狂してきた二大聖地、伊勢神宮と熊野三山の信仰や歴史を、豊富なビジュアルで解説した解説書
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神社の解剖図鑑 日本各地の神様とご利益がマルわかり
米澤貴紀 著(エクスナレッジ)
神社(鳥居、社殿、狛犬、神紋など)の構造や配置、祭神、ご利益などを豊富なイラストで分かりやすく解説した入門・解説書
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JINJA TRAVEL BOOK 神社旅
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神話の神々から、家のなかにいる身近な神様、一流企業が信仰する神様、怨霊や鬼などの荒ぶる神々まで、日本の神様について網羅した一冊。
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松島龍戒・三浦利規 監修(プレジデント社)
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世界遺産 熊野古道を歩く 紀伊山地の霊場と参詣道
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神の社は何故そこに 〜東経135度47分の神秘〜
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