宗像大社国宝展
期間:2014-08-16 〜 2014-10-13
場所:出光美術館
関連サイト:→オフィシャルサイト
九州北部と沖合の大島、沖ノ島をあわせこの地の海上交通の守り神として尊崇される三女神を祀る宗像大社。
朝鮮・中国・ペルシャの工芸品も含み、「海の正倉院」とも呼ばれる沖ノ島出土の国宝・8万点の奉献品をはじめ、中世以降の大社の歴史を飾る貴重な神宝の中から厳選し、宗像大社の悠久の歴史を紹介。
また、沖ノ島の奉献品と並び称される伊勢神宮の神宝が特別出品。さらに、出光コレクションより大社ゆかりの品々にちなんだ仙厓の書画をあわせ、全107件の作品が展示される。
朝鮮・中国・ペルシャの工芸品も含み、「海の正倉院」とも呼ばれる沖ノ島出土の国宝・8万点の奉献品をはじめ、中世以降の大社の歴史を飾る貴重な神宝の中から厳選し、宗像大社の悠久の歴史を紹介。
また、沖ノ島の奉献品と並び称される伊勢神宮の神宝が特別出品。さらに、出光コレクションより大社ゆかりの品々にちなんだ仙厓の書画をあわせ、全107件の作品が展示される。
【プロローグ 宗像三女神と宗像大社】
宗像大社に伝わる版本『日本書紀』や、博多・聖福寺の住持、仙厓筆の「宗像三女神画賛」、江戸時代の貝原益軒がまとめた『宗像三社縁起』などによって三女神の誕生と宗像大社の由来を紹介。【第1章 神の島 沖ノ島-宗像三女神への祈りとかたちI : 岩上・岩陰遺跡】
古代日本における宗像三女神信仰の歴史を、4世紀後半から9世紀にわたる沖ノ島祭祀遺跡出土の国宝約8万点から厳選した作品とともに二章にわけて紹介。*銅鏡 *金製指輪 *カットグラス碗片 など
【第2章 神の島 沖ノ島-宗像三女神への祈りとかたちII : 半岩陰・半露天、露天遺跡】
沖ノ島での祭祀は7世紀後半以降、祭場が半岩陰(はんいわかげ)・半露天(はんろてん)へ、さらに露天(ろてん)へと変化。9世紀末の遣唐使廃止により国家祭祀が終焉すると、宗像三女神の祭祀の主体は沖ノ島から本土の辺津宮へと移ってゆき、中世をむかえることになる。
*金銅製龍頭 *唐三彩長頸瓶片 *金属製雛形品 *皇朝銭 *富寿神宝 など
【特別出展 伊勢神宮 神宝の世界】
沖ノ島出土の奉献品と並び称されるものを厳選して紹介。*金銅御高機 ほか紡績具類 など
【第3章 宗像大社文書の世界 ―宗像大宮司家と中世の海外交渉】
外交政策の転換により大和朝廷を中心とした対外交渉の時代は終焉をむかえる。古代よりつちかった宗像一族の巧みな航海術と外交術を背景とした対外交渉の新時代。
*寄物 *阿弥陀経石 *石造狛犬 *宋版一切経 *色定法師一筆一切経 など
【第4章 三十六歌仙図扁額の美 ―近世の宗像大社と福岡藩】
第三代藩主黒田光之奉納の狩野安信筆「三十六歌仙図扁額」や、同じく光之、第十代藩主斉清奉納の刀剣類を紹介。
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