出世稲荷神社(神田須田町)
ビルに囲まれた小さな境内。巨木であったであろう御神木も丈も枝ぶりもコンパクトにカットされているものの、その分日が入って、明るい…
ビルに囲まれた小さな境内。巨木であったであろう御神木も丈も枝ぶりもコンパクトにカットされているものの、その分日が入って、明るい…
年末ということで道玄坂やらいつにも増してすごい人出ではあるけど、まさかこんな路地の奥の小さな神社に人はおるまい…なんて思ったのは、甘かった。外人の団体さんや大きなキャリーバック引きづった高校生くらいの子たちや…とにかく、次々人が来る。キャリーバックの子たちが、曲流しながらなんかの聖地的な話しをしていて、そのせいか?とか、まぁ調べりゃ何の聖地かすぐわかるだろとか思っていたのだけど…その後、ぐぐってもぐぐっても、ちっともわからん…気になる!!
平田篤胤さんがどんな方で、何を成したのか、どういう経緯で“神様”として祀られるようになったのか…境内にある簡潔な由緒書でも、帰ってきてから調べてみたものでも、わかったようなわからないような…………肩書筆頭は、国学者。そして、神道家・思想家・医者でもあったらしぃ…
マンションの前面というか一角というか…その2階部分に社務所、3階部分に拝殿や授与所、手水舎や祓社もある…近代的な設備の中にも、神社らしい雰囲気を醸してるバランスが素敵…
落語家の三遊亭円丈師匠が奉納した落語狛犬や、溶岩の富士塚など、楽しく拝見。
落語狛犬は、ちっちゃい牙がちろりと見えていたり、台座にてぬぐいがあったり、おちゃめでかわいらしい。富士塚は高さ2mほどで、残念ながら登らないように注書きがされているのだけど、登山道らしき通りもうっすら作られてあって、何合目と書かれた石碑や富士登山の記念碑なんかがはめ込まれていたり、頂上には浅間社の祠が建っていたり、眺めているだけでテンション上がる…
天神さまといえば、撫で牛さんですな…特に病んでるわけではないのだけど、いつもなんとなく鼻筋を撫でてしまう…雨に濡れてツヤツヤ。美しいわ…創建は古いようなのだけど、社殿やこの撫で牛は、平成になってからの建立らしい。足立区の有型民俗文化財に登録されている“石祠型庚申塔”は、しっとりと素朴な風合い。拝殿横のちょいと不思議な位置にある“手水石”…古そう…嘉永5年(1852)奉納だそうな…
後楽園駅の方から歩いてきたので、裏から回り込んでお邪魔する形になっちゃったのだけど…社殿を取り囲む様に植えられた梅の花越しに本殿の屋根が見えて、なんともうっとりな出会いとなったのだ…で、改めて正面に回り込んで、まずは手水舎へ…おぉっ!龍の口から水ってのをよく見かけるけど、なんと“梅”の花びらから水が滴ってる趣向…
道真公といえば“梅”…それなのに櫻木?「桜咲く」で櫻木?(さすがに、それはないだろ…)由緒が書かれた石碑で納得…『櫻の馬場』に建立されたものだから…とのこと。でも、天神さまに願うは“桜咲く”なのだから、ダブルでいぃ…のかも?素木に千社札が江戸ちっくでいぃ感じ…
天満宮ということで…石牛さんがいっぱい!ポーズも表情も製作年代も様々。境内はさほど広くはないのだけど、牛さん以外にも、城西大学奉納の大きな布袋様の像や、迫力ある姿の狛犬、大鳥神社・塩神社・浅間神社の三殿宮、境内社のお稲荷さんに、その参道には百度石・筆塚・力石が、さらに常夜灯や縁結びの梅…と、盛りだくさん。銅鳥居は、解説板にもあるように、市谷亀岡八幡宮のものと似てる…
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