千葉神社
なんとなく、お寺っぽい…?
白と朱色と黒…それに、緑や黄、赤、青をちょっと効かせ、華やかで爽やかですっきりした雰囲気。
楼門型の「尊星殿(分霊社)」、その中央にある「福徳殿(各方位・五行・十二支・人間の身体各部への御神徳を八角の各面に配したもの)」、左右の「日天楼」「月天楼」など、独特で興味深い。
また、「重層社殿」という二階建ての構造になっている拝殿は、我が国初だそうな…
その“上の拝殿”。誰もあがって行く様子が見られなかったのだけど、階段は普通にオープンになっているし…のぼってみた。
賽銭箱の横に“となえことば”が書かれてあって、
『一言妙見となえことば(古伝による)
福 除死定生(無病息災)
禄 減罪増福(厄除開運 商売繁昌)
寿 益算延寿(聡明長寿)
二拝 二拍手 合掌 三度奉唱 二拍手 合掌一拝』
誰もいないのをいいことに、しっかりがっつり実践。
それにしてもここは、とても静かで一際居心地いぃ…
境内を行き交う人やすぐ下で行われてる車祓交通安全祈願なんかを、しばらくぼけっと眺めてた。
境内摂社、菅原道真公を御祭神とする千葉天神は、どっしりとして佇まい。
“お寺っぽい”って感じたのは、どうやら、この千葉天神の前で焚かれている護摩の香りせい。
“神道の護摩”というのは初体験で、ちょいと不思議。
他にも、亀岩や霊泉、ずらっと並んだ末社 など、見所いっぱい。
気がつくと…2時間近くも居座ってた。(2014.1撮影)
「千葉神社の神様 妙見尊星王の特殊な信仰について
『人間の運命と方位を掌握する厄除開運・八方除の神様』
千葉神社の神様・北辰妙見星王(天之御中主大神)は、その御神名の通り天の中央を定位とする北辰、すなわち北極星と北斗七星の神霊であるとされております。
古来よりいずれの国においても、日月や星を仰いで、宗教的な感情を抱かぬ民族はありません。
特に、星の中でも北極星は、最も神秘尊厳そのもので、方位・方角の要ともなりましたので、これを神格化して妙見尊(妙見様)と称してまいりました。
その霊験あらたかな御神徳は宇宙に普くゆきわたり、星霊信仰の御本尊として、日・月・星の三光すなわち全宇宙の諸星諸神を統治する尊星王と讃称されております。
このことから、妙見尊は、人間の星(運命)や全方位を守護・掌握する神霊として信仰され、道教・陰陽道や易学・九星気学・風水学の根幹となる特殊神として、あらゆる守護能力を発揮すると伝えられております。
従って、全国各地の善男善女が、運気の好転や向上・維持、方災の回避や解除を願って、御祈祷を受けておられます。殊に善星皆来・悪星退散の御神力を願う『八方ふさがり年』や星厄等悪い星巡りに当たる人々、日本古来の厄年に当たる人々が、『厄除祓』を受けて行かれます。
また、方位が生ずる建築や移転の際には、この妙見尊の御神力をいただく『八方除』祈祷を受けてから事にあたることが、昔より最良の方法と考えております。
さらに、先の特殊性により、プロの易占家の人たちが、自身の開運と隆盛を願って昇殿されるばかりでなく、これら易占家の鑑定を受けた多くの人々が、御加護を願い三年間続けて御祈祷を受けておられます。
このように、千葉神社が妙見尊独特の御神徳に基づく『厄除開運』『八方除』の神社であり、その歴史性からこの信仰の全国の頂点に立つ神社であることから、『妙見本宮』『千葉大妙見』と呼称されております。」鳥居脇 解説板より
《福授の亀岩》
「妙見様の御神使である玄武(亀)を形どりその霊力が宿っております
この岩を撫でることにより福運が授かるとされております」境内案内板より
《妙見延寿の井》(取水時間 朝6時〜夕方6時)
「古来より一願成就の霊泉として知られ、神水祐気(九星気学の秘伝)による吉方に当っていることから、関東各地より『お水取り』に見える霊験あらたかな井戸です。
本殿参拝後、この井戸水をひと口いただき、増福延寿を達成しましょう。」境内案内板より
《神道護摩壇「火美香」での御祈念方法》(通常 朝9時〜夕方4時まで)
「1)檜の粉を一つまみ取ります
2)額の前にささげて念じます
3)『香炉』の火種に向けてまきます
4)焚き上る煙で香浴します」境内案内板より
《千葉天神》:境内社
「寿永元年(1182)9月25日、この千葉神社の前身、北斗山金剛授寺の境内に勧請された学問の神様・菅原道真公を御祭神とする御社です。
この天神社は、御本社・千葉神社の御祭神・妙見尊の御神力をも同時にいただけるとされ、その神紋・月星に由来して“ツキ(月)を呼び、勝(星)を拾う”という縁起の良さから、年々参拝者・祈祷者が増加しております。
なお、御社殿は 千葉神社の旧社殿を平成2年より用い、受験合格・学業向上・技芸上達の御祈祷を専一にお取り次ぎ致しております。
*通りぬけ神事(受験合格):成人の日/直前直後の土日・当日
*鷽替え神事(除災招福):1月25日〜2月節分の日
*茅の輪くぐり神事(知恵授け・ボケ封じ):3月25日〜4月第2日曜日」境内由緒書きより
《日天楼》
「目を閉じ心を鎮め陽明柱に触れ『日天神(太陽)の霊力』をいただけば自己の中に陽気・活性作用が起こり精神上や生活上の加護(豊禄)が得られるとされる」案内板より
《月天楼》
「目を閉じ心を鎮め光輝柱に触れ『月天神(月)の霊力』をいただけば自己の中に生気・浄化作用が起こり身体上や生命上の加護(延寿)が得られるとされる」案内板より
境内摂社:千葉天神
境内末社:姥神社、星神社、石神社、稲荷神社、金刀比羅宮、西之宮、八幡神社、天神社、日枝神社、三峰神社、神明社、御嶽神社、厳島神社、美寿之宮
境外末社:香取神社
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