夷隅神社
社殿の程よい色あせと木目がにじんで見える感じが、なんとも重厚でいぃ風情。境内は、広々として明るい。(2012.8撮影)
《御祭神》
素盞鳴命
《祭礼》
4月10日、7月15日
【由緒】
「草創については明らかでありませんが、社伝には、長久2年(1041)の再建後、さらに天正15年(1587)に、里見氏の将、正木大膳亮(時堯)が再築したと伝えられています。その後は、代々の大多喜城主に篤く崇敬・加護されたとあります。
むかしから牛頭天王宮と称し、明治の初めに夷灊神社と会合して村社となり、明治12年には社格が郷社になりました。
社殿は、拝殿、本殿からなる権現造りです。本殿の擬宝珠には貞享5年(1688)と、また、拝殿の高欄にある擬宝珠には、文政12年(1829)と銘があって、建築各部の様式・手法上からも、それぞれ、その時代の建造と考えられています。
境内には、西南戦争はじめ、その後の戦争で戦死した人々の表忠碑や殉職警察官の招魂碑が立てられています。
初詣や、4月10日および7月15日の大祭には、近在から多くの参詣人で賑わいます。」境内由緒書きより
《朝市》
毎月5と10のつく日に夷隅神社境内で8:00~12:00頃まで開催。約30店舗が出店し、大多喜町で採れた新鮮な山の幸や、近郊の海の幸が並ぶ。
大多喜町新丁63-12 » Google MAP
《周辺のオススメスポット》
【いすみ鉄道 デンタルサポート大多喜駅】
駅から徒歩約15分、“千葉県立中央博物館 大多喜城分館”(「房総の城と城下町」を常設展のテーマとした歴史博物館で、房総の中世・近世の城郭とそれに関わる武器・武具や調度品・古文書及び武家社会や城下町の生活などに関する資料を展示)がある。駅のホームに、大多喜城の城主だった本多忠勝の発泡スチロール像(発泡スチロール王の大川順平さんの手による)があり(生涯50数回の戦に出陣し、数々の軍功をたてたという忠勝の功績にあやかり、「必勝と大願成就」を祈願し作られたそうな)、「大願成就」と書かれた大きな古銭を回すと忠勝像が動く仕掛けになっている(2012.8時点では、故障していた)。
《周辺の宿》
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