森戸大明神
鎮守の森はこんもりとしているけど、境内はゆったり明るい。
気持ちのいぃ風がゆったり吹き抜ける。(2010.5撮影)
気持ちのいぃ風がゆったり吹き抜ける。(2010.5撮影)
《御祭神》
大山祗命・事代主命
《祭礼》
9月7・8日
【由緒】
葉山の総鎮守。
永暦元年(1160年)、平治の乱に敗れ伊豆に流された源頼朝公は、三嶋明神(現在の静岡県・三嶋大社)を深く信仰し源氏の再興を祈願。
治承4年(1180年)、そのご加護により旗挙げに成功し天下を治めた頼朝公は、鎌倉に拠るとすぐさま信仰する三嶋明神の御分霊を、鎌倉に近いこの葉山の聖地に歓請し、長く謝恩の誠をささげたと伝えられている。
「吾妻鏡」によれば、歴代将軍自らこの地を訪れ、流鏑馬、笠懸、相撲などの武時を行ったといい、また、災厄が生じると加持祈祷が行われ、七瀬祓(古昔、朝廷に於て行はれた祓の一種。七箇所の神聖な河海に臨んで行った。由比ヶ濱・金洗澤池・固瀬川・六浦・柚川・杜戸=森戸・江の島龍穴を以て七瀬)の霊所としても重要な地であったとされている。
源氏はもとより鎌倉要人に崇敬され、特に三浦党の祈願所でもあり、北条・足利諸氏の崇敬も篤く、天正19年(1591年)には徳川家康公より社領七石が寄進された。
*社宝:翁面、猿田彦面(運慶作)、硯箱
*境内社:おせき稲荷社、水天宮、総霊社、畜霊社
葉山町堀内1025 » Google MAP
[オフィシャルサイト » http://www.moritojinja.jp]
《周辺のオススメスポット》
【みそぎ橋】

【由来】
吾妻鏡によると、この森戸の海浜は鎌倉時代に七瀬祓の霊所と定められ、事あるごとに、お祓いやみそぎが行われたことが記されている。こうした故事により、この海辺で「みそぎ」がさかんに行われ、神社から海辺に通ずる橋を「みそぎ橋」と云い伝えられている。「みそぎ」とは、重大な細事の前に海水を浴び、罪穢を祓いのけ、身を洗い清めることである。
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