妙見神社(妙見島)
訪れたのが休日だったせいか、工場もお休みなようで、誰にも会わない。唯一、橋近くの護岸で釣りをする人数人を見かけたくらい…ちょいとどきどき…
橋は島の南端寄りにあって、北側に工場が広がり、マリーナもあって、橋の逆側、狭い方は、なんか廃墟っぽいうら寂しさが漂ってた。(2012.4撮影)
橋は島の南端寄りにあって、北側に工場が広がり、マリーナもあって、橋の逆側、狭い方は、なんか廃墟っぽいうら寂しさが漂ってた。(2012.4撮影)
《御祭神》
北辰妙見尊星王(通称:妙見様)
【由緒】
島の名前の由来となった神社。
妙見とは千葉氏の守護神である妙見菩薩のこと。妙見信仰は千葉氏が信仰していた日蓮宗とも密接に関わる。日蓮宗は中山法華経寺を中心に布教が行われていた。妙見堂の建立は千葉氏が葛西地区へ進出する足がかりだったという説もある。
南北朝時代の1362(貞治元)年、妙見堂(妙見菩薩像が祀られていた)が東一之江村の妙覚寺に移されたという記録が『新編武蔵風土記稿』にある。
「東一之江村 妙覚寺 妙見堂 貞治元年の勧請と云、此妙見は千葉代々尊崇の像にて、古は利根川の中なる
妙見嶋と云所に安置せしが、其後小松川村に移し、又當村に移すと云 /巻之二十八 葛飾郡之九より」
江戸時代の曲亭馬琴の『南総里見八犬伝』にも妙見島が登場する。
「上は即利根河にて又是を暴河(荒川)といふ。坂東太郎即是なり。其中流を箭斫(矢切)と云。真間国府台はこの辺に在り。其次は市河にて下流を今井と喚做して是より南のかた海に朝る。早湍の中に一箇の小嶋あり。妙見嶋と叫ぶ者是なり。」
ご祭神である“妙見様”は、北極星と北斗七星の御神霊。人間の星(=人間の運命)や全ての方位を守護・掌握する神様と古来より伝えられている。天之御中主大神と同一の神様と考えられていて、道教・陰陽道、易学・九星気学・風水学などの根幹となる特殊神で、あらゆる守護能力を発揮する神様とされている。
東葛西3-17 » Google MAP
コメントを残す