千尋嶽神社
【由緒】
案内板より:「屋久島岳参り(たけめ)
原(はるお)岳め道 山口お札所 物語
屋久島は山岳信仰の歴史を今につなぐ島です。
昔から、神とする山々への感謝や、無病息災、五穀豊穣、大漁祈願など、さまざまな願いを抱えてどの集落でも年に一度、山へのお参りをしていました。その登山道を岳め道といい、山の神の領域と人の領域を区別するところが詰所・守所(お札所)です。この地はその場所にあたります。
当、はるお(原)集落では、岳参りの行事が現在も一部縮小され行われております。詣でる山は、モッチョム岳、雪岳、太忠岳、花之江河、栗生岳、宮之浦岳の六山であります。うち雪岳、太忠岳、花之江河、栗生岳、宮之浦岳への参詣は、当地、山口のお札所をとおり二泊三日の日程で行われていました。
一般の人たちは、ここ山口のお札所より奥へは迎えに入ることは許されませんでした。
現在も奥岳に参詣できない場合は、この場所から祈願しております。
千尋嶽神社はその場所に建立されています。ここでの参拝は奥岳への参詣の代りとなります。」
《周辺のオススメスポット》
【モッチョム岳】
標高は940mほどだが、屋久島三大岩壁の一つで登山道はかなり厳しいらしい。頂上付近にむき出しになった岩肌は、下から眺めているだけで圧倒されるものがある。
《周辺の宿》
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