【番外編】しろぬしさま(米本城址)
ずっと「入り口」がみつけられず、気になりつつもずるずると…
とあるサイトで、“わかりづらい入り口の案内”発見!
どぉみても、“よそのお宅の敷地に入る”といった風情…こりゃぁ、わからんわ。
ただ、そこさえクリアできれば、あとは一本道。畑と林の間の土の道を進み、木立が見えたあたりに、やっと案内板…“米子城址”の文字が。が、かすれてしまっていて、内容はほとんど読めない…
もっと鬱蒼としている感じを想像していたのだけど…木漏れ日が気持ちいぃちょっとした広場。どぉやらここが“腰曲輪”だった場所らしぃ。
正面に、ちょっとだけ高くなってるとこにあがれる道が見える。
回りこむよぉに登った先に、祠が…ここが、“咳の神様(しろぬしさま)”かぁ〜
回りの気にロープが絡めてあって、一瞬“侵入禁止”なのかと思ったのだけど…そのロープは通行に支障無い程度の高さに渡してあって、竹筒が吊るしてある。
脇の木に括りつけられてる“解説書き”(滲んでいるもののなんとか読める)にある「ひどい咳が出るときは竹筒にお茶をいれてお参りすると治る」…の竹筒らしぃ。
隣の石塔にもこちらにも、あじさいの花と水のお供えが…地元の方にとって、大事な場所なのね。
周囲を見渡すと、簡易なテーブルや椅子なんかもあって…憩いの場所でもあるの…かな……
さらに奥があるようだけど、どうみても“通行止め”のロープが張ってあり、お堀のようなくぼみを眺め、その先に思いを馳せるだけにする。
“城址”だということは言われないとわからないよな雰囲気だけど、さわさわとした葉擦れの音と木漏れ日に包まれ、まったりしながら「兵どもが夢のあと…」とかつぶやいてたりして…ちょっと切ない…(2015.6撮影)
案内板が新しくなってる!
でもその奥は、相変わらず樹々に囲まれたちょっとした広場のまま…いぃなぁ、この感じ…
ふかふかの下草や落ち葉を踏みしめ踏みしめ…木漏れ日きらきらっ(2017.5撮影)
「米本にあったお城(米本城)
・むかし「おさむらい」がたくさんいて、戦争ばかりしていた時代???
そのとき全国のあちこちにお城が造られました。そのお城にはお殿様がいて自分が日本で一番のお殿様になろうと思い、近くのお殿様と戦争していました。
・米本にも「米本城」というお城がありました。
今は城跡の小さな山が残っているだけで、木や竹がたくさん生えた森になっています。
・米本城には「村上」という名前のお殿様が住んでいました。
何代目かの殿様の「村上綱清」という人の時代に、米本城が敵に攻められる激しい戦争がありました。お城の「おさむらいたち」は命をかけて一生懸命戦?したが、あまりに敵の人数が多く、強かったために、とうとう米??のほうは負けてしまいました。
???ばたお城のさむらいたちは七百余所神社でみんな死んでしまいました。
この人達が700人だったので、こう呼ばれているそうです。
※戦った???今でも「矢中」弓矢が落ちた所、「おんまわし」???回した所、という地名が残っています。
・負けたお殿様「村上綱清」はこのあとすぐに自殺して死んでしまいました。
そして、米本城もこわされて、やがて草や木が生い茂る森のなりました。
・お城の中に「咳の神様」という石の板があります。逃げ遅れて隠れていた年老いたさむらいが咳をしてしまい敵に見つかり切られてしまいました。このひとのお墓だといい伝えられています。 →ひどい咳が出るときは竹筒にお茶をいれてお参りすると治るといわれています
・そのとなりに「あんば様」という石塔があります、これは悪い病気を追いはらう神様なのです。
江戸時代になってから近くの村人達が建てたものと思われます」解説書きより
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